哲学体質って?

 

「ロゴスの小径」では、哲学の思想をベースにお話することで
現実の苦しみを少しでも緩和するきっかけにしていただければと考え
さまざまな考え方をやさしくご紹介させていただきます。
 
哲学と言ってしまうと難しそうですが、実は中学生も理解可能な、
幸福になるためのひとつの手段です。
ただし、それを理解する人はなぜか少数派です。
 
これは知能の高さ・学歴とは関係なく「体質」とでも言うべきものとしかいいようがありません。
これを私は哲学の執筆家で大学の先輩でもある池田晶子さんに習って「哲学体質」と呼んでいます。
 
【哲学体質の方の特徴】
ちなみに哲学と相性がいいと思わしき人にはこんな特徴があると私は経験上、考えています。
*子供を強く欲しいと思わない。…ちなみにこれは顕著な特徴です。理由があります。
*いても他の親御さんたちのように、何事も子供が一番、にできない。
*宇宙の事に思いを馳せてしまう。もしくはそんな時代があった。
*思いを飛ばすと銀河の先の先までいってしまいなかなか戻れない(笑)
*人といるのが大好きなのに、一人になりたいとも思ってしまう。
*本が好き。…ただしエッセイや流行り本だけではなく、きちんとした本も読む。
*痛いのは嫌だけれど、死ぬこと自体は怖くない。
*仏教や禅道の思想に惹かれてしまう。
*どこかもう一人の醒めた自分がいるような気がして我を忘れてはしゃげないときがある。
*心理学で自分のモヤモヤを解決しようと試みたが未だ解決していない。
*スピリチュアル的なことを本当に信じたいのに信じ切れていない。
*スピリチュアルで、実は幸せになれていない様な気がする。
 
いかがでしょうか。
いっぱいあるからどれかに一つは当てはまるでしょ…と思った方!そうでもないんですよこれが。
少数派です。そうですあなたは残念ながら少数派なんです。そしてあなたはそんな自分であることも本当は気づいています。気づかないふりをしていても。
この、「本当は気づいている人」いえ、好むと好まざるとに関わらず「気づいてしまっている人」こそロゴスの小径が定義する「哲学体質」の人であり、
哲学的な考え方がヒントになり得る方です。
 
ちなみに哲学的な考え方とは何でしょう?それは論理的、もしくは経験的であることであると言えます。でも、難しくはないですよ。
どういう原理でそうなっているか理論が成り立つもの、つまりそれは信じる人によりけり、ではなく誰が聞いてももっともだと思えるものです。
 
例えば「満月に向かって財布を振るとお金が貯まる」という話があります。もしそれが、それを信じる人にだけ有効なのではなく、何かしらの理論が成り立っていたり、原理は今の科学では不明でも、誰がやっても必ずお金持ちになれたという経験があったりするようなものなら、
もっともだと思えますよね。

哲学も基本的にそういうものです。信じた人だけに正しいもの、ではなく誰もが納得せざるを得ない当たり前とも言えることです。
 
ちなみに満月の財布振りを否定するわけではありません(笑)信じてやっている人はそれでいいんです。効果もあるのかもしれません。
ここはそれを信じ切れないで、恥ずかしくて財布を振れない人のためのサイトです(笑)
信じる人だけが救われるスピリチュアルではなく、怪しげなカルトの話でもありません。
(なおスピリチュアリティには幅広い定義がありますが、ここではその定義さえ知識にない
大衆的なスピリチュアル、を指します。)
 
世界は自分が見たもの感じたもの以外は存在し得ない。なぜなら、それ以外のことを認識しようがないから。
世界は、私たちひとりひとりが感じたものの現れでしかありえない。ということ。
 
ここでピンときた方もいらっしゃると思います。その考えで多分あっています(笑)
 
ピンとこなくても既出の哲学がしっくり来そうな人リストに違和感がなかった方には、今までの世界観を一気に変える可能性があります。
 
改めましてロゴスの小径へどうぞ。
その思考の森へと続く
緑の奥へと。